この夏(2013年)、目立つのが教師や教育関係者の不祥事だ。8月19日には、徳島市の私立香蘭高校の校長・山岡泰明容疑者(59歳)が痴漢行為で逮捕された。お化け屋敷で見物に来ていた女子高校生2人の胸やお尻を触ったというものだ。
井上貴博リポーター「痴漢を働き、被害の女子高生や係員から止めるようにと注意を受けたのに続けたといいます」
なぜか教育県・長野で頻発する教師不祥事
教育評論家で法政大学教授の尾木直樹氏は「いまや、小学校から大学まで、先生は不祥事のデパートといわれる時代になってしまいましたねえ」という。たしかに、長野県では7月24日に28歳の先生が傘の先に仕込んだ小型カメラで女性のスカートの中を盗撮し、今月19日には違法薬物を輸入した容疑で教師が逮捕されている。
尾木氏は「長野県では、これ以外にも数人の教師が逮捕されています。長野県は教育県として全国に知られていましたが、その名声は地に墜ちました」と嘆く。
大学の先生による不祥事も多い。井上は「今月19日には、愛媛市内のホテルで、愛媛大学の女性准教授(40歳)が無銭飲食して捕まっています」と伝える。
司会のみのもんた「大学の先生が食い逃げ?そんな事ってあるのかな」
井上「彼女は宿泊客を装って、ホテルの朝食バイキングを食べました。ホテルから出て逃げようとするところをホテルのスタッフとかけつけた警察官に取り押さえられました。所持金はゼロで、逮捕後は2日間黙秘をしていましたが、大学の職員証を見つけられ身元が判明したそうです」
高松市発京都行きの夜行バスの中では、同志社大学研究員が1時間以上も痴漢行為に及んでいた。
コメンテーターの野村修也(弁護士)「最近、公務員などの立場を利用して違法行為に手を染めるというケースが増えています。学校は閉ざされた空間で、周囲から尊敬されれば、自分はもてているという錯覚に陥りやすい」
まあ、教師だから、話題として取り上げられやすいということもあるのだろうけれど…。