「中国、ホント大変みたいですね」と他人事のように司会の小倉智昭が言う。日本は暑くて水不足だが、お隣中国も酷暑で、50年に1度級の大干ばつが起きているそうだ。そのため、冷房の効いた家具店や地下鉄駅の中で寝っ転がって涼む人たちがいたり、人工降雨ロケットを発射しろと役場に押し寄せる人たちがいたり、鉱業企業による汚染された川の水を飲む人もいるそうである。
野菜生産打撃で日本の食卓にも影響
この干ばつで中国では1300万人もの人の飲み水確保ができなくなっているそうだが、さても問題、心配事はいつもどおり、中国によって日本が被るかもしれない被害である。
「中国の干ばつで、飲料用水、生活用水への影響もあるだろうが、一番心配なのは農作物。ロシアでかんばつが起きたときは、世界中の穀物の値段が上がり、それをエサにする肉や乳製品などの値段も上がって、日本にも影響が出ました。野菜にも中国産があるので、この干ばつが日本の食べ物の値段に影響してくるのもちょっと心配ですね」(竹田圭吾・国際ジャーナリスト)
文
ボンド柳生