福知山・花火大会の屋台プロパン爆発!「熱い、熱い」泣き叫ぶ子供

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   きのう15日(2013年8月)午後7時半ころ、京都・福知山市の由良川河川敷で行われる予定だった花火大会の直前、屋台から火の手があがってプロパンガスに引火、爆発した。59人が病院に搬送され、重傷19人を出した。花火大会は中止になった。

発電機のガソリン給油で引火

   一夜明けた現場は、緑豊かな山懐を清流が静かに流れるのどかな光景だ。ただ、爆発のあった一帯は、黒こげの屋台と花火の客が残したブルーシート、ペットボトル、クーラーボックス、乳母車などが散乱している。現場保存の警察官の姿が緊張感を漂わせている。

   リポーターの阿部祐二はどうやら最終の新幹線ででも飛んで来たらしい。午前1時半には現場にいて聞き回っていた。どうせ取材はとっくに現地の記者がが済ませているのだが、「スッキリ!!」は現場にいることがなにより重要なのだ。暑い中ごくろうさまなことだ。

   目撃者の男性は「発電機のガソリンが切れて、屋台のお兄ちゃんが入れようとしたが、ガス抜きせずにふたを開けたため、温まってガス化したガソリンが吹き出し引火した」という。どうやらこれが原因らしい。その結果、5人が重度のやけどをおった。

   別の目撃者は、子ども2、3人が火だるまになって「熱い、熱い」と泣き叫び、親が自分もやけどをしながら氷で冷やしていたという。子どもたちはむき出しのところは皮膚がめくれていたという。

発火してからも逃げようとしない大勢の浴衣姿

   映像がいくつかあった。火が出た後、主催者からアナウンスで「警備員の誘導に従って移動をお願いします」「決して火には近づかないように」と呼びかけていた。最初に火が出た後もそれほど混乱していない。

   爆発のあとも、警官が「離れて」というしぐさをする一方で、火のすぐそばで動かずに見守る人の姿もあった。別の写真では、火を吹く屋台を取り巻くように大勢の浴衣姿が写ってもいた。これがけが人の数を増やしたのかもしれない。

   ところが、阿部のリポートでは、現地のみんな裸足で命からがら逃げた、みたいな話になっていた。例によって、カメラに写ったものをなぞるように説明するが、見えてるよといいたくなる。かったるい。

   キャスターのテリー伊藤が「プロパンガスは怖いですね。空気より重いからそれが引火した」とちょっとピント外れ。最初はガソリンだ。プロパンガスは次。菊地幸夫(弁護士)がまた「人が集まると対応が後手に回る」などとピンぼけだ。

   この日は170の屋台が出店し、11万人の人出だったそうだ。その割に事故後のアナウンスは冷静だった。ずらりと並んでいた屋台が、阿部が着いたときにはきれいに撤収されていたのにも驚いた。プロだねえ。引火させたお兄さんだけがど素人だった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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