めまいがするような暑い日が続いているが、この猛暑でヤケドを負う子供が増えているという。今朝の8時またぎでは「子供のやけど多発」と題し、山本香里リポーターが猛暑に潜む危険を取材した。司会の井上貴博アナは「この時期の子供のやけどの多くは、公園などにある熱せられた遊具です」と伝える。
大人に比べ薄い皮膚
山元香里レポーターが水辺近くの公園に出かけた。「時折、涼しい風も吹いてきます。それでも私の手元にある温度計は52度を示しています」と説明し、設置されているすべり台やブランコなど遊具の温度を測定した。「すべり台は50度、ブランコの座席部分は60度以上あります」。サーモグラフィーの映像を見ると、すべり台のすべり降りる部分は50度以上を示す真っ赤になっていた。
日本小児科学会の山中龍宏医は「子供の皮膚は大人に比べてすごく薄いんです。50度ぐらいの熱さでも深いヤケドになる危険性があります。この時期、とくに小さなお子さんはヤケドをすることが多いので要注意です」と話す。
熱い遊具になにか対策は取っているのか。東京・練馬区にある大泉学園保育園の園長は「触って熱いと感じたら遊ばないように注意をしています。園庭の一部には遮光ネットも張っています」という。
井上「去年7月(2012年)には、立体駐車場でよちよち歩きの1歳の女の子が熱くなっていた鉄板の上で転倒して手をつき、全治1か月のヤケドをしています」
見せた写真では、両手が真っ赤に膨れ上がっていた。
文
ナオジン