北海道・美瑛の農家「マナー悪い観光客来ないで」怒り心頭!作物踏み潰し記念写真

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   この夏、北海道で観光客のマナー違反が目立っている。パッチワークの丘で美しい美瑛町では、「名木」見たさに畑に入り込み、困った農家が木の幹に赤ペンキでバツ印を書いて対抗した。

   北海道の中央に位置し、旭川空港から車で15分の美瑛町には、今年5月(2013年)に台湾からLCC「エバー航空」が就航したこともあって、外人観光客も多い。しかし、そこは原野ではない。ジャガイモや麦などさまざまな農作物が植えられている耕作地だ。そこへ年間130万人もの観光客が訪れ、迷惑をこうむる農家が増えているのだ。

人気の被写体「哲学の木」にペンキでバツ印の拒否表明

   人気アイドルグループ「嵐」が出演するテレビCMに登場した「5本の木」を撮影するため、平気で駐車禁止の場所に自動車を止め、なかには私有地の中まで車が進入する始末だ。幹に赤ペンキで2か所大きくバツ印が書かれたのは「哲学の木」。書いた本人は「こういう事態になってずっとストレスを感じてます。マナーやモラルのレベルじゃない。とっくに犯罪レベルですよ。農作物を踏み潰され支障が出ている」と怒る。

大変なストレス

   自宅で農作業をしているタレントの高木美保は「私も自宅で同じ経験があり、怒るのは理解できます。本当に凄いストレスです。勝手に入ってきて作物を持っていく。記念にと植木鉢を持っていかれたこともあります」と同情する。

   マナー違反をなくすにはどうすればいいか。タレントの松尾貴史は「こういう形でメディアが取り上げるなどPRするしかないだろうね」という。しかし、北海道の農家はTPP問題あり、いまや背に腹は変えられない状態。「哲学の木」の所有者は「こうした事態が続けば木を伐採するしかない」という。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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