おととい12日(2013年8月)、41.0度の日本最高を記録した高知・四万十市は、きのうも40.0度で4日連続40度超という記録も作った。アメダスのある江川崎にはさっそく「暑さ日本一」という看板や写真撮影のパネルが立ったが、全国的な知名度になるより、何より心配なのは「名産のアユが死なないように」だった。
きのう午後(13日火曜)ようやく夕立!アユも田んぼも一息…
リポーターの阿部祐二が大急ぎで四万十市に向かったのだが、江川崎に近づくと猛烈な夕立になり、あっという間に気温は下がってアメダスの観測地点に着いた時には25度。何と15度も下がっていた。
四万十市でみんなが心配していたのは売り物の天然のアユだった。猛暑で漁獲量は例年の10分の1という。「友釣りができない。おとりを泳がせても、水温が高いのでおとりがバテてしまうんです。こんな不漁がもう2週間も続いていますよ」(西部漁協)という。「日本一より雨が欲しい」といっていたのが、この日やっと願いが叶ったわけだ。干上がっていた田んぼも救われた。
救われないのが阿部で、この男、先のピンポイント豪雨(千葉)のレポートでも外すなどお天気ではついてない。この日午前に撮った観光客やカヌーの人たちの「暑い」という映像はあるのだが、阿部は「暑さ」に間に合わなかった。阿部が四万十川の河原に出たときは。キャンプのテントはひとつだけ。雨でみんな引き上げてしまったのだ。子どもが遊んでいる水に手を突っ込んだ阿部は、「あ、ぬるい」という。清流のイメージはない。
そこで、「スッキリ!!」は気温が急に 15度も下がったら人体への影響は…なんて方へいっちゃった。それより、アユへの影響の方が重要だろうに。阿部は漁協を取材していないからチグハグだ。