日本一暑い町ダービーは今夏(2013年)、大きく動いた。摂氏41度の日本観測史上最高気温を記録して、文句なしの1位に躍り出たのが高知県の四万十市だ。ところが、「とくダネ!」によると、この気温を観測した江川崎地区に設置されたアメダス(観測所)がネット上で「疑惑」を持たれているのだという。
全国で広く使われている「黒の防草シート」だった
観測所の写真を見た人が、機器の周囲の芝生がはげているなどと指摘している。観測所の設置条件には、周囲に芝生を30平方メートル以上敷くなどと定められているため、「観測所としてアウト」「記録は取り消されるのが妥当」などといった書き込みがあったという。
「とくダネ!」取材班はネットのウワサを検証すべく現地にかけつけた。すると、機器の周囲に黒く見えているのは「防草シート」だった。雑草の生育を防ぎ、太陽光の反射も防ぐというので、芝生がわりに敷き詰められている。「全国のアメダス観測所で広く使われており、観測に影響はないとされています」(江川崎観測所)
また、来月行う予定だった点検をきのう13日(2013年8月)、前倒しして行ったところ、観測所の機器に問題がないこともわかっているという。どうやら無実の罪だったようだ。
文
ボンド柳生