熱中症対策「2時間おきコップ1杯の水や麦茶。朝起きた時と寝る前に必ず補給」

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   消防庁の集計によれば、今月5日(2013年8月)から11日までの1週間に熱中症で緊急搬送された人は、全国で9815人になる。前の週の3.3倍だ。このうち17人が死亡した。司会の井上貴博アナは「熱中症対策は水分と塩分の補給が必要なことは広く知られていますが、その時の活動量によってこれらの摂取の仕方が変わってきます」と伝える。

かえって危険!ジュース・ソフトドリンクのがぶ飲み

   熱中症対策に詳しい神奈川県立保健福祉大学の谷口英喜教授が解説する。

   井上「水分補給のために冷えたジュースなどを飲む人を見かけますが、これは効果があるのでしょうか」

   谷口教授「ジュースなどのソフトドリンクを多量に飲むのはむしろ危険です。過剰摂取になりやすく、暑い中での冷たいジュースなどは甘さに鈍感となり、血液中の糖度が急上昇します」

   井上は室内にいるとき、気温28度以上でウォーキングなどの軽い運動をしたとき、本格的にスポーツをしたときの3つのケースで質問する。「室内ではどのぐらいのペースで水分補給が必要ですか」

   谷口教授「2時間間隔でコップ1杯分の水分を補給して下さい。とくに、朝起きた時と就寝時の水分補給は忘れずに。水分は水や麦茶などがベストです。熱い室内でのアルコールは危険で、利尿作用により体内の水分を流出させます」

文   ナオジン
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