高知・四万十市できのう12日(2013年8月)、国内観測史上最高気温となる41度を記録した。これまでの最高は、熊谷、多治見の40.9度だった。四万十市江川崎ではこの日で3日連続40度越え、これも国内では初だった。全国では35度以上の猛暑日が243地点にのぼった。
東京だって暑いぞ!お台場の道路は40度
気象予報士の武田恭明は四万十市の高温の理由を3つあげた。太平洋高気圧とチベット高気圧が重なった。フェーン現象が起きた。1週間夕立がなく熱が蓄積した――。ほかにも、山に囲まれ海風が入らないなど、地形的な特徴があるようだ。
しかし、こうした数字は気象庁が設置した観測機器が計測したもので、芝生の上で地上何センチなどと、およそ生活実感とはかけ離れている。アスファルトの都会ではもっと過酷な体感でみんな生きているわけだ。
武田と大竹真リポーターがきのう午後5時ころにお台場で計ってみると、簡易温度計で34.3度、アスファルト路面の照り返しは40度、すぐ脇の土の上だと 35度だった。「5度も違う」と大竹。そのあと、東京管区気象台の観測場所をのぞくと、これが芝生の上だ。「街中とは2、3度違う」と武田はいう。
雷と豪雨もしばらく各地で大暴れ
東京の街中は四万十とそう変わらないのかもしれない。おまけにヒートアイランド現象がある。この日、東京上空の積乱雲は高さ10キロにもなったという。東と南から海風が入る関東平野の地形的な特徴と、海水温が例年より高いためだ。大都市が発する熱が加われば上昇気流も強くなる。自業自得ではないか。
午後6時ころから東京は猛烈な雷雨に襲われて、石神井では1時間92ミリを記録して一部の住宅が浸水した。また、杉並、目黒など6区5市で1万9000軒が約3時間停電し、一部は深夜に及んだ。
キャスターのテリー伊藤「世田谷、杉並の雷はすごかったですね。こわかった」
ロバート・キャンベル(東大教授)も杉並で、「パソコン打ってたら停電でモニターだけ光ってた。すぐ復旧したけど、雷が間断なく光って怖かった」
司会の加藤浩次「雷とゲリラ豪雨はまだつづくんですか」
武田「猛暑とゲリラ豪雨・雷雨はセットだと思っていてください」
テリー「きょうもなるの?」
武田「きのうよりは気温は低くなります」
加藤「どこでも起きる可能性はあるんですか」
武田「きょうの要注意は西日本。お盆の期間は西は注意が必要です」
香山リカ(精神科医)「暑さや夕立は夏の風物詩だったが、最近のは限度を超えていますよ」