「すごいじゃーん、本当に頑張った」
モスクワで開かれている陸上世界選手権女子マラソンで銅メダルを獲得した福士加代子の第一声は相変わらずユニークだった。その福士に続いて4位に木崎良子が入り、低迷が続いていた女子マラソン界に久しぶりの朗報だった。
しかし、福士は大会前にあるハプニングに襲われていた。
インフルエンザの後遺症で一歩も走れない!
福士は今年3月(2013年)にインフルエンザに罹り、その後も自律神経に支障をきたして栄養失調になり、5月まで1メートルも走れない最悪の状態だったという。監督は2週間前に出場取り止めの可能性を福士に伝えると、明るい性格の福士がこのときは涙を流したという。
司会の羽鳥慎一「そんなこと全く感じなかったですね」
前田典子(モデル)「3か月で体調をベストに持ってきたんですね、凄いな~。大阪国際マラソン(2008年)では転んでも明るく振舞っていて、元気をもらいましたよねえ」
「モーニングバード!」は触れなかったが、木崎も頑張った。16位に終わった昨年のロンドン五輪の雪辱を果たしたかったのだろう、独特のピッチ走法でただ一人ひたひたと前を追う姿は感動的だった。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト