スウェーデンでこのほど開発された「見えないヘルメット」こと、自転車用ヘルメットの「ヘーヴディング」がすでにネット上で話題だが、そのYouTube映像(?)がけさ8日(2013年8月)の「とくダネ!」にお目見えした。
この画期的なヘルメットは、大きな首巻きマフラーもしくは首輪状の形態をしており、自転車ライダーの首に装着する。内部にはエアバッグ風の頭部保護装置が収納されているという。まあ、収納すれば、「見えない」のは道理だろう。
6万5000円!使用は1回のみ
自転車ライダーの異常な体の動きを内蔵センサーで感知して、頭がどこかにぶつかる前にヘルメットが首からさっと飛び出て頭を覆う。通常の自転車ヘルメットの3倍の衝撃吸収力があるそうな。
気になるお値段は約6万5000円だという。穴あきキノコのような不格好な自転車ヘルメットを付けずに安全が手に入るなら安いもの!?
しかし、このヘルメットの実用性を考えてみると、まだ「見えない」部分は多い。ヘルメットを見えなくするためにいろんなメカを搭載しているためか、首巻きはなかなかデカそうだし、重量や首の付け心地、ムレ、安定感、着脱の手間、電源の必要の有無、信頼性なども気になる。また、このヘルメットは一度開くと元には戻らない。
「(ヘルメットの見た目は)なんかカッコいいですね」とお愛想を言うキャスターの菊川怜も、実際買う気あるかと司会の小倉智昭に聞かれれば、「もっと研究開発して。価格、下がりますよ」と完全に様子見を決め込んでいた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト