全国各地が局地的な集中豪雨の被害を受けている。きのう5日(2013年8月)は佐賀、岡山、奈良、愛知で1時間に100ミリを超えるの大雨になった。1時間に100ミリというのは1メートル四方の広さに2リットルのペットボトルを50本分の雨が降るということだ。
「ミリでいうと実感がないが、地面から10センチの雨が降るというか、水が積もるっていく感じだよね」
久しぶりに柳沢秀夫キャスターが出演して、さすがにわかりやすい解説を付ける。では、100ミリの豪雨を体験してみようということで、山田大樹アナ降雨体験車に乗った。1時間10ミリでもかなり強い雨で、40ミリになるといわゆる土砂降りだ。そして100ミリ! 山田アナのレポートが聞き取れないくらいの凄い雨で、傘がたわんでいる。
山田アナ「傘が壊れてしまうんではないかという強さで、腕が疲れるほどの上からの押しつけでした」
ゲリラ豪雨は雨の量のさることながら、突然襲ってくるので被害を出すが、実はスマートフォンでいち早くキャッチすることができるようになったのだ。
半径5キロ圏内の降雨状況も表示
日本気象協会は大雨や雷を伴った豪雨がどのあたりでどれだけ降りそうなのか、スマートフォンで情報を受けられる無料サービスを開始した。無料のアプリ「Go雨!探知器-XバンドMPレーダー」を入れると、自分を中心にした5キロメートル圏内の降雨情報が色分けして表示されるのだ。
スマホを下を向けると周辺の雨雲の大きさや雨の強さが、普通の雨なら薄いブルーから青色、多少強い雨なら緑色から黄色、豪雨は黄土色から赤色と7段階に強弱が分かれて色別マップが浮かび上がってくる。
スマホを上に(空に)向けると、自分の立っている位置からどの方向で雨が降り、どれくらいのスピードで迫っているのかも色分けマップが示してくれる。
「局地的豪雨の予測は難しいので、いま降っている場所の雨の質やスピードを見て、個々での情報把握の役立てて下さい」(日本気象協会・吉開朋弘さん)
ただ、このサービスは国土交通省のレーダーがカバーしている地域に限られ、まだ全国どこでもというわけにはいかない。
山田アナ「もう一つの豪雨情報システムは気象情報会社のサービスです」
「ウェザーニュース」社が運営する「ゲリラ豪雨防衛隊」は、全国に8万人いる防衛隊員がいま現在の天気状況を気象情報会社に送り、会社は整理して、登録会員にメールで「○○地方で豪雨発生の情報です」などと注意喚起する。
(磯G)