沖縄米軍ヘリ墜落!「極限状態想定した訓練」6月にも緊急着陸トラブル

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   沖縄・宜野座村で米軍のヘリコプターがまた墜落した。米空軍の嘉手納基地所属の救難ヘリHH-60で、5日午後(2013年8月)、訓練中にキャンプ・ハンセン基地内の原生林に墜落、炎上した。ヘリには4人の乗組員がいて、3人は脱出して命に別状はなかったが、1人が行方不明という。沖縄県民が猛反発している新型輸送機『オスプレイ』の追加配備が進む最中の事故だ。

高性能の機体とレベル高いパイロットの部隊

   事故が起きたのは米軍基地内とはいえ、宜野座村の住宅地から2キロ、高速道路から1キロしか離れていないところだ。宜野座村の當眞淳村長は「沖縄のこれが現実。民間地と演習場がかなり近い距離にあるということですね」と語る。

   沖縄では返還後これまでに米軍による44件のヘリ墜落事故が起きているが、救難ヘリHH-60は6月にも国頭村と東村にまたがる北部訓練場内で緊急着陸するトラブルがあったばかりだ。

   赤江珠緒キャスター「どういうヘリですか」

   軍事アナリストの小川和久(静岡県立大特任教授)が解説した。「1990年の初めから米空軍が導入した戦闘捜索救難用のヘリで、コンバット・レスキューと呼ばれています。戦場内の事故や飛行機の不時着、災害の現場で救助に当たるのが任務で、ヘリの性能も高いし、レベルの高いパイロットが配属されています。かなりの極限状態を想定し訓練を行なっているということでしょう」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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