無重力の宇宙でちゃんと動くか…
ただ、働くのは無重力の宇宙空間だ。高橋氏は「宇宙で当たり前に安定して動くためにはさまざまな企画、試練があった」という。無重力状態で動くかどうか。熱をもったとき電磁波の干渉をうけないかなど13項目に及んだ課題を一つひとつクリアしていった。
最大の特徴は、人間同様にごまかしたりもすること。従来のロボットだと、質問がわからないと「わからない」と黙りこんだりするが、キロボは相手の感情を読んで、同じ質問にも違う答えだったりするなど、きわめて人間的なのだそうだ。この技術には、カーナビやスマホのインターフェイス技術も使われた。トヨタ自動車のワザも入っている。
キロボと同じ機能をもつ「ミラタ」というのもあって、西村の問いに「バックアップクルーなんだ。地上からキロボをサポートする」と答えた。高橋氏は「将来は、ロボット同士が勝手に会話するようになる」という。「相性80%の人とすれ違ったよ」「あの人がぴったり」などと笑う。ご主人のうわさ話もあるのかもしれない。
司会の加藤浩次「1家に1台の時代がくるんでしょうか」
キャスターのテリー伊藤「子どもは好きだからしゃべったりするんでしょうね。一人っ子なんか」
西村「15年後には、1人1台の時代が来るといいます」
加藤「スマホみたいな感じ?」
テリー「人生相談もできる?」
こうのとりは今週土曜日に宇宙ステーションとドッキングするそうだ。いまいる6人の宇宙飛行士は日本語がわからないから、11月の若田さん到着までは待機になる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト