さらに20か国から参加希望…主催者「予算が足りない」
優勝はイタリアだった。アニメ「マジンカイザー」(永井豪原作)に扮した39歳と40歳のおじさんだ。エンジニアだという。初出場、初優勝だった。衣装づくりに4年をかけたという。2位はアメリカ、3位はタイ。日本チームは特別賞を得た。
司会の加藤浩次「イタリアの人は永井豪さんを理解してるんですね」
中山「外国の人に聞いても、私の知らないもの(キャラ)をみんな知っている。日本人としてちょっと恥ずかしいような」
勝谷誠彦(コラムニスト)「日本のマンガは絵と言葉が並ぶ独特のものですよ。このカルチャーの紹介をもう少し丁寧にしてほしかったね。ボクらは原作を知らない、ゲームを知らないんだから。ジャンル分けするとかさ」
キャスターのテリー伊藤は批判的だ。「全体的にせこいわ。バックも黒幕でしょう。ホントにやるんだったら、アカデミー賞みたいにちゃんとしないと。あれじゃあね。場所だって武道館でやるとか、トヨタとか大企業もあるんだし…。5億円、10億円つかうくらいの…」
テリー伊藤は自分にお声がかからないのが不満なのかもしれないが、たしかに今回が11回目というわりには常にマイナーな扱いだった。20か国以外にも参加希望が20カ国あるのだそうだ。ただ、主催者が「予選費用がかさむからと…」と中山。と、勝谷が「募金してもいい」。テリーも「せこいよ」。惜しいということだろう。なんとなくわかるが……。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト