アベノミクスでも給料下がってた!「消費税増税先送り」に傾く安倍首相
では、日本はどうなのか。メディアがアベノミクスを囃し立てているわりには、株は乱高下し円安も行きつ戻りつだ。先日、不動産大手にいる友人と話したが、不動産が売れているという実感はないといっていた。
『週刊新潮』は安倍首相は今年4~6月のGDP成長率を見て消費税を8%に引き上げるかどうか判断するとしているが、政治部デスクは「現段階ではどちらかというと『先送り派』に近いと見られています」といっている。
また経済ジャーナリストの荻原博子氏によると、<「最近も厚生労働省が所定内給与(残業代などを除いた給与)を発表しましたが、アベノミクスで給与は上がるどころか約0.2%下がってしまいました。このことからしても、企業は全般的に儲かっていません。ただでさえ、企業の多くは円安で『原料高』に対応せざるを得ない状況ですから、消費税を上げると、その負担は給与カットやリストラに向かわざるを得ないでしょう」>と手厳しい。こんな状況で2014年8%、15年に10%なんて上げたら、国民は黙っていない。