全権委任法で近代的なワイマール憲法を消滅
コメンテーターの与良正男(毎日新聞論説委員)もこう批判する。「悪しき例としてナチスをあげたというが、悪しき例を『手口に学だら』とは言わないですよ。そこが最大のポイント。それに歴史的事実が全く違う。ナチス憲法なんてありません。(ワイマール憲法下で誕生した)ナチス政権はワイマール憲法を事実上消滅させるような全権委任法を作った。それでワイマール憲法は消滅したんだけれども、ナチス憲法は作らなかった。誰も知らないうちに変わったというのは事実誤認です。その『手口を学んだら』というのだから、誰も知らないうちに憲法を変えるのが正しいと言っているように聞こえます」
当然、2日から始まった国会で野党から厳しい質疑が飛び出すだろうが、安倍政権の要の一人として持つかどうか??
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト