コメンテーターの与良正男(毎日新聞論説委員)が民主党の輿石東参院議員会長の参院副議長選出に「信じられない」と噛み付いた。臨時国会が2日(2013年8月)に召集され、6日間の日程で始まった。
取材キャスターの奥平邦彦が早朝5時から参議院正門前で新人議員の初登院の姿を取り上げようと待ち構えたが、いっこうに現れず肩透かしだった。
臨時国会わずか6日間!積み残し法案ほったらかし
司会のみのもんたが、わずか6日間という日程に文句を付けた。「1週間やってあとは休みになっちゃう。10月までは開かれない。だいたい国会は通年でやってもらいたいと思いますよ。議員定数の問題などまったく是正されない。これで進んでいいんですかね」
与良「議員定数削減もね。積み残しのほかにも法案があった。夏休みなんかとらずに…、まあ、とってもいいけど、成立しなかった法案がたくさんありますからやる必要があります。今回は正副議長を決めるだけで終わっちゃいそうですね」
副議長に祭り上げて影響力排除
与良は正副議長人事に触れてこう批判する。「信じられないのは輿石さんが責任を取って副議長になることですよ。責任を取って副議長になる」と2度叫んで、「引責昇格」と書いたボードを掲げた。
民主党は1日の参院議員総会で、参院副議長に輿石を推すことを正式に決めた。引責昇格の意味について、与良は「民主党からすると、輿石さんの力を排除するために副議長に祭り上げるんだけれども、副議長はそんなポストなんです。お金はたくさんもらえるし、勲章の位も上がるが、副議長なんてどうでもいいポストだと言っているようなもので、信じられないですね」と怒っている。
77歳という年や参院議員会長という立場からいっても、今回の参院選大敗を機に政界引退する時期だった。それがさらに副議長で居座るのでは、確かに信じられない永田町の非常識・・・