みんな知ってたASKA「クスリ漬け」売人ともめて隠し撮りされた吸引ビデオ

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<映像はシンプルな部屋を映し出す。あまり物を置いておらず、掃除が行き届いている清潔そうな室内には、中央に三人掛けの大きなソファが置いてある。
   その真ん中にゆったりと腰掛けるのは大物人気デュオ『CHAGE and ASKA』(以下、チャゲアス)のASKA(飛鳥涼、本名=宮崎重明、55)だ。(中略)
   ASKAはテレビで見るようなシャープな輪郭ではなく、顔が病的にむくんでいる。そんなASKAに何者か分からない男が、『はい、これ』と言って、小さなビニール袋に入った何かをテーブル越しに手渡す。少し前かがみになって受け取るASKA。白い結晶のようなものが光っている。ASKAは慣れた手つきでビニール袋を指でなぞるように確認し、かたわらにある透明なガラスのパイプを取り出した。
   その動きに淀みはないが、終始無言でピリピリとした緊張感が漂っている。ビニール袋から白い結晶のようなものをパイプに入れたASKAは、軽くパイプを口にくわえた。その後、右手でライターを取り、おもむろにパイプを下から火であぶると、結晶が気化した白い煙を深く吸い込んだのだった。
   一服するとASKAはソファーの背もたれに深く体を預け、足を大きく開いて座りなおした。その姿勢のまま目を閉じ、まるで霊的な気体を吐くように口をゆるませ、恍惚の表情を浮かべた>

   『週刊文春』が衝撃的な記事を載せた。「CHAGE and ASKA」のASKAがクスリ漬けだというのである。タイトルは「シャブ&飛鳥」。ASKAが覚せい剤を吸引しているビデオが<一部の暴力団関係者など、闇ルートに流出している>(週刊文春)そうで、これはその映像の描写である。

   CHAGE and ASKAは大学在学中に結成され、ヤマハ・ポプコンで入賞した「ひとり咲き」でデビュー。1991年に「SAY YES」が300万枚の大ヒットとなり、93年には「YAH YAH YAH」がダブルミリオンを記録している。しかし、デビュー30周年の2009年1月に「無期限活動休止」を発表して事実上解散していたが、今年1月(2013年)、唐突に復活を宣言してファンを喜ばせた。だが、6月になってASKAの事務所の公式ホームページで、ASKAの体調が悪いため延期すると発表していた。

覚せい剤ひと月30グラムのヘビー麻薬常習者

   ASKAのクスリ疑惑は知る人ぞ知るだったようだ。そのきっかけは、札幌に拠点を置く山口組系暴力団の山本(仮名)だという。山本とASKAは中学時代の同級生だった。ASKAと親しい芸能関係者がこう語る。 <「ASKAは山本にクスリの手配を依頼し、山本は頼まれたブツを持ってわざわざ北海道から東京に来ていました。またASKAは六年前に札幌円山公園近くのタワーマンションを購入し隠れ家にしていて、山本は頻繁にそこを訪れているのです」>

   ASKAはコカインやマリファナも好きで、件の山本によるとシャブをひと月に30グラムも使用しているという。麻薬Gメンによれば、ヘビー麻薬常習者でもひと月4~5グラム程度だというから、相当な末期麻薬中毒者であろう。だが、その山本ともカネのことで揉め、このビデオはその山本が隠し撮りしたというのだ。

   ASKAの体を心配したCHAGEがライブの延期をいい出し、ASKAが殴りつけたという情報もある。たしかに、週刊文春のインタビューに答えるASKAの言葉は支離滅裂で聞き取りにくい。だが、クスリで揉めていることにはこう答えている。<――山口組系暴力団員からクスリのことでゆすられていると聞いていますが。

   「(少し間があり)……そうそう、それはね『お金を貸してくれ』って言われたの。それで、俺は嫌だって言ったらね。「嫌だ」って。そうそうそうそう、それで揉めただけでぇ」>

   以前からいわれていることだが、芸能界の麻薬汚染は相当に拡がっているのは間違いない。警察は動くのか。気になる情報である。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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