新宿駅西口から高速バス消えた!きょう1日から新基準。路上の客待ち禁止

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   帰省シーズンを前に高速バスのシステムが変わった。1日(2013年8月から、これまでの「ツアーバス」「乗り合いバス」の2本立てが「高速乗り合いバス」1本になる。昨年4月に関越自動車道で起きた7人死亡事故をきっかけに安全対策重視にカジを切ったのだが、長距離バスの発着が多い新宿西口ではさまざまな混乱が見られた。

7人死亡の関越事故で「丸投げ運行」廃止

   前夜の31日夜、新宿駅周辺から路上で客を待つバスの姿が消えていた。これまでは手近な場所にバスがいて、客があたりにたむろして待っていたのだが、それがきれいに一掃された。どこへいったかというと、各会社ごとに停留所が決められて分散したのだ。客も専用の待合所で待つことになった。使い慣れた人ほど「あれ、あれ」と戸惑っている。離れた停留所だと1キロ近くも歩かないといけない。15分はかかる距離だ。

   高速バスの人気は何といっても料金が安いこと。一度乗ってしまえばあとは寝たままで目的地に着くのも楽ちんだ。とくに人気だったのが、旅行会社が客を集め、委託された別の会社がバスを運行していた「高速ツアーバス」だ。しかし、低価格競争の果てに安全管理がおろそかになり、事故が増えた。このため、ずさんな運行につながる委託方式を廃し、運行会社は6台以上のバスを保有し、停留所を確保して、運行計画国土交通省の許可が必要になった。むろん、停留所以外での乗降は禁止である。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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