Google日本法人は先の参院選での有権者の投票行動とネットとの関連を調べた「ネット選挙動向調査」の速報レポートを発表した。関東1都6県の20~59歳の男女約2400人を対象にした3か月間のトラッキングで、投票先とメディアに一つの傾向があることが分かった。
比例代表の投票先とメディア接触回数を見ると、自民党、日本維新の会、共産党に投票した人はWebサイト経由が多かった。自民党支持者は候補者や政党の公式サイトやニュースサイトをよく見ていて、日本維新の会支持者もニュースサイト、共産党支持者はWebマガジンやブログを見ている比率が高かったという。
民主党、みんなの党に投票した人はテレビ経由で投票のための情報を得ていた。民主党支持者はストレートニュースを主に見ていて、みんなの党支持者はさらにバラエティなどその他の番組にも接触していた。維新の会支持者はテレビの視聴も多く、情報バラエティやワイドショーをよく見ていたことが明らかとなった。
Web経由の情報収集は年齢層の高い男性ほど高く、若者や女性は活用が少なかった。(テレビウォッチ編集部)