東京・多摩地域「限界集落」住民高齢化でマンモス団地は寂れスーパーも撤退

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   日本では先のことはわからないとよく言うが、世界的にいまだかつてないような少子高齢化が進行していくことはけっこう見通しがついている。けさ31日(2013年7月)の「モーニングバード!」は、あらゆるところで「高齢化」が進んでいることを浮き彫りにした。

買いもの難民

   大水被害が出た山口県などの集落ではご高齢の方々が多く、この人たちは(スマホなどで)情報を得られない、逃げられない、片付けも(力がいるので)できないことが報告される。

   その次は東京で「限界集落化!?」という話題である。高度成長期にどっと団地をつくり、一気に人が増えた多摩地方などでは、いま急速に高齢化が進行している。高齢者は買い物が少なく儲からないというので、スーパーも撤退を始めた。買いもの難民が生まれているという。

「この世代は、高度成長で私たちの豊かな生活の基盤をつくってくださった。この方たちを棄民にして人生の最期というのは、あまりに冷酷だ。われわれはなんとかしてあげなければいけない」(番組コメンテイターでジャーナリストの萩谷順)

   その一方で、膨れあがる社会保障費に国の財政は対応できなくなっている。こうした現実はじつに憂鬱だ。アベノミクスで大成長だ、世界に冠たる経済大国に返り咲くぞ、税収増えてバンザイ!みたいなノー天気な放送を、ハハハと乾いた笑いとともに見ているほうが、幾分娯楽的ではあるだろう。

文   ボンド柳生
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