24時間完全介護を受けながら、毎日、車椅子で路上ライブをして紅白出場を目指している実在の歌手をモデルにした演劇公演がキャンセルとなった。公演は、この人物が著者となっている「日本一ヘタな歌手」なる書籍を原案としていた。
とまあ、それだけならワイドショーで取り上げられる要素はほとんどないが、これが土屋アンナの初主演舞台であり、主催者(脚本・演出)が中止の理由として、土屋が正当な理由なしに無断で舞台稽古を欠席し続けたことを公式サイト上で挙げていたため、ワイドショーも騒ぎ始めた。
「舞台化許可していない」「弁護士がOK出した」
土屋側は原案(原作)者が舞台化を承諾してないことを知り、原作者への了解なしに出演できない旨を主催者側に告げていたという。さらには原作者もブログを更新して、自分はたしかに舞台化を許可していず、また脚本を見たいと要望したが放置され、最近になってようやく読んだところが、人生を侮辱されたと感じる内容だったそうである。
なお、主催者は「ボクは舞台なんて何十本もやってるし、映画もやっている。原作のあるもので作者の許可をもらわないなんてありえない」「(原作者の)弁護士がOKを出した」などと主張しているという。
文
ボンド柳生