<今週のワイドショー>5人惨殺「保見光成」犯人間違いなかったけど名前伏せてたワイドショー

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   参院選は一つの番狂わせもなく、各メディアの予想通りの結果で、ワイドショーも取り上げるようなエピソードに困って、「安倍政権の今後」などと通り一遍の扱いでお茶を濁した。

   その投開票の21日(2013年7月)、山口県周南市で横溝正史の小説まがいのまがまがしい事件が起きていた。住人十数人の山間の小さな集落で5人が撲殺され、家に火をつけられたのだ。「山口・周南市の『八つ墓村』事件!11世帯の山間の集落で5人の遺体…姿消した63歳住人」(テレビ朝日「モーニングバード!」)と伝え、いやがうえにも消えた男に関心は集まった。

   「山口『連続惨殺・放火』もめごと続きだった不明男『ゴミになるから回覧板いらん』」(TBS系「朝ズバッ!」)、「山口『連続殺人・放火』犬めぐるトラブル?怒りや恨みどんどん膨らみ爆発」(日本テレビ系「スッキリ!!」)というわけで、どうやら男と住人の間にトラブルが絶えなかったようなのだ。

あくまでも重要参考人

   この時点でワイドショーは男の名前を承知していて、ほぼ犯人に間違いないとみていたが、あくまでも重要参考人ということで伏せていた。ただ、男が「村八分」的扱いに悩んでいたという情報もあり、「山口『5人惨殺』姿消した63歳男『つらい。村で孤立している』警察に相談」「『山口5人撲殺』仲良くしたかった出奔男『書き物でメッセージ送りたい』」「山口『5人殺害』村民の買い物、草刈り、雑用引き受けてた重要参考人63歳」(「モーニングバード!」)と取り上げた。

   ワイドショーがまだ重要参考人と報じていた26日金曜午前、警察は近くの山中を170人体制で捜索し、パンツとシャツ姿でしゃがみこんでいた保見光成容疑者(63)を逮捕した。(テレビウォッチ編集部

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