おととい23日(2013年7月)午後、関東地方を襲った突然の雷雨は世田谷や目黒で1時間に100ミリの雨を降らせ、落雷で東急東横線が30分~3時間止まった。
山田大樹アナ「この局地的大雨は去年は40回程度でしたが、今年の予測では東日本は250回以上と激増しています。全国平均でも去年の3・5倍と予想されています」
井ノ原快彦キャスター「なぜこんなに大雨が降るんですか」
気象予報会社「ウエザーニュース」の気象予報士の喜田勝氏が解説した。
太平洋高気圧の張り出し弱い!日本列島に次々湿った空気
喜田氏はゲリラ雷雨の多発をこう説明する。「例年は太平洋の高気圧に列島はすっぽり覆われるのですが、今年は張り出しが弱く、太平洋上にあって、縁が日本列島にかかるぐらいです。そのため湿った空気が日本列島に流れ込みやすくなっているのです。この湿った空気が大雨を降らせています」
この大雨がゲリラたるゆえんは、まったく雨雲がなかったところに突然発生して、10分後には土砂降りになるからだ。空を見上げて雨雲がなくても、直後に滝のような雨が降ってくる。都心部では排水が間に合わず、道路が次々に冠水して激流になる。