菅元首相処分をめぐり民主党お決まりのスッタモンダ!参院選惨敗の戦犯探し

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   参院選で惨敗を喫した民主党が2人の元首相の処分をめぐってもめている。鳩山由紀夫氏と菅直人氏の言動が、ともに選挙で足を引っ張ったというのだ。きのう24日(2013年7月)に開かれた常任幹事会で、鳩山が「(尖閣諸島を)盗んだと思われても仕方がない」と香港のテレビに話したこと、菅が東京選挙区で党公認をはずした大河原候補を応援したことが問題にされた。

   しかし、 鳩山はすでに離党しており処分しようがない。「常任幹事会として厳重に抗議」ということになった。菅については、海江田は直接会談して「自発的な離党」を迫ったが応じてもらえなかった。「党に迷惑をかけたのは申しわけないが、除籍処分は受け入れられない」というのだ。たしかに、東京選挙区の候補を一本化したのは公示2日前で、「離党勧告は厳しすぎる」という声もあった。

落選組の恨みつらみ「民主党への失望を高めた張本人」

   しかし、菅への風当たりは強い。長崎で落選した大久保潔重氏は「(菅は)民主党への失望を高めた張本人。(前回参院選で)唐突に消費増税を言い出したりとか」と批判する。「野党の人間としてはよかったが、権力を握った時にどう使っていくか、党をどうまとめるかがが足らなかった」ともいう。

   まあ、それは日本中が知っている。小沢一郎元代表、鳩山と並んで政権交代を実現させた立役者だったが、「イラ菅」といわれる気質、東日本大震災での不手際と党内人事での優柔不断は、リーダーとしての資質を疑わせるものがあった。引き際もすっきりしなかった。

   その後はずっと陰に退いていたが、この5月に開かれた「大反省会」では、「知恵を使えばもう少し上手いやり方があったかと思う」「多くの仲間を失う結果になってまずかった」「(もう1回と問われても)総理大臣はやりたくない」とまことにノーテンキなものだった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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