世界文化遺産に登録された富士山のストリートビューまで登場した。森圭介アナは「グーグルが公開したのは山梨県側の富士吉田口5合目付近から頂上に至るルートです。登山途中の360度の眺めや綺麗な青空が撮影されています」と伝えた。
登山の服装・装備の参考にも活用
撮影を担当したグーグルの村井説人氏は苦労を語る。「使用したのはバックパック型のトレッカーというカメラです。バックパックの上部に球体のカメラが取り付けられており、これで360度の展望や上空を撮影することができました。
トレッカーの重さは約18キロ。視線を一定に保たねばならず、撮影隊は大変でした。上りが一番きつい7合目付近で膝をついて登ったり、岩場に手をかけて登るなど、リアルな映像が撮れています」
スタジオには実物のトレッカーが持ち込まれ、司会の加藤浩次が背負ってみると、「頭が重いので、少しでもバランスを崩すと仰向けにひっくり返ってしまう」
キャスターのテリー伊藤「山は登るのも大変だが、下りはもっと大変。富士山のような山では踏み外すと大怪我になりかねない」と話した。森は「ストリートビューでは、すれ違う登山者の姿も撮影されています。これから富士山に登ろうとしている人たちには、その服装や装備の参考になるのではとグーグルは話しています」という。たしかに参考になりそうだが、山の天候なんてすぐ変わる。
文
ナオジン