山口・周南市の「八つ墓村」事件!11世帯の山間の集落で5人の遺体…姿消した63歳住人

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   横溝正史の「八つ墓村」(津山事件)を想起するような連続殺人が発生した。山口県周南市のケータイも通じない静かな山間の11世帯が住む小さな集落で、おととい21日(2013年7月)夜、2件の放火があり3人が遺体で見つかった。3人とも放火前に殺害されていたという。そしてきのう、あらたに2人がそれぞれの自宅内で遺体で見つかった。この2人も殺害されており、うち1人はおとといの放火を見に来た姿が目撃されているという。

奇行目立ち他の住民とトラブル「おれは一切付き合わん」

   警察は集落に住む63歳男を重要人物として行方を追っている。「モーニングバード!」によると、男はこの集落出身で、性格はおとなしく、腕の良い左官職人だという。東京(横浜説もあり)に出て仕事し、帰郷するとタイル造りのハイカラないい家を手づくりで建て、テレビにも出たほどであった。

   しかし、人付き合いが悪く、伝統的なムラ共同体的な付き合いを「オレは一切やらない」と宣言するなどで周囲と溝があった。そのうち、マネキンにブラジャーを着せて家の前に飾ったり、奇行が目立つようになり、「遺体が見つかった4軒すべての住人とトラブルになっていた」(赤江珠緒キャスター)という。

   ある被害者宅に怒鳴り込んだことがあり、別の被害者宅とは農薬散布をめぐって「ワシを殺そうと思って、薬をかける」などと抗議していたという。数年前に集落で放火騒ぎがあった後に、「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」なる張り紙を自宅の窓に内側から貼り付け、現在に至るという。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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