ついに英王室にロイヤルベービーが誕生した。日本時間できょう23日(2013年7月)の午前零時24分、世界中のメディアが注目する中、キャサリン妃が男の子を出産した。体重3800グラムで母子とも健康という。誕生した赤ちゃんの王位継承順位はチャールズ皇太子、ウィリアム王子に次ぐ第3位で、将来、国王になる可能性が高い。無事出産の次はお披露目にはいつになるのか、名前はいつ発表されるのか、どんな子育てになるのか、と話題は当分尽きそうにない。
英王室初の母親6週間里帰り。ウィリアム王子は育児休暇2週間
英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんはお披露目について、「ダイアナさんの時には生まれた翌日にウィリアム王子を抱いて退院しましたから、キャサリン妃も健康なようなので、早ければあすの午後にでも病院の玄関に親子3人で姿を現すかもしれません」と期待する。
キャサリン妃の子育てに関しては、「ダイアナさんの教育方針は特別扱いではなく、ふつうの子育てをするべきという考え方でしたので、キャサリン妃もダイアナ流を踏襲していくと思います」
格別の贅沢はせず、王室以外の世界を見せるために、一緒にショッピングやマクドナルドに行ったりする生活になるようだ。
「ただ、ダイアナさんは公務の関係で、新生児の時から乳母にお願いすることもあったそうですが、キャサリン妃はそれをせず、まさに自分の手で子育てをするということを貫いていくようです」
また、英王室では初めてのことだが、6週間の里帰りをして実家で子育てをする方針といわれている。すすめたのはウィリアム王子で、ダイアナ妃が実家に帰れなくてさびしかったということを聞いていたからだという。王子は空軍基地に勤務だが、2週間の育児休暇を申請したと伝えられている。
父親の希望は名君多い「ジョージ」
司会の加藤浩次「子育ての仕方も変わってきますね」
コメンテーターの香山リカ(精神科医)「王子は必ずしも幸せな家庭生活を送ってこなかった。両親が不仲で離婚し、そして15歳の時に母親のダイアナさんが亡くなった。こうした体験があるので、自分がつくる家庭に対する思いは人一倍あるあるんじゃないでしょうか」
名前はどうなるのか。ロバート・キャンベル(東大教授)は「ウィリアム王子はジョージがいいといっているようです。ジョージは歴史上、いい王様がたくさんいました。イギリスは伝統的なので、あまりとんがったというか、日本でいうキラキラネームははやりません」という。
アナウンサーの森圭介は「(英国民の中には)ロイヤル・ベビーの名前が決まるまで自分の子の名前を付けないで待っている親もいるようです」という。同じ名前にしたいという親心とそれを避けたいという親心の両方があるそうだ。