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参院選自民大勝で待ってるアベノミクス賞味期限切れ…物価急騰と景気急降下

   週刊新潮が「大勢は決した 参院選『場外乱闘』7番勝負」をやっているが、読む気にもならない。『週刊ポスト』も「自民党圧勝!『終わりの始まり』」で、自民党は先祖返りして、麻生太郎副総理の地元の福岡と佐賀県にまたがる背振山系の地下にトンネルを建設して、両端から電子と陽電子を光速で発射し「ビッグバン状態」をつくり出し、宇宙誕生の謎を解明するという超大型実験施設を建設するという。また、安倍首相と石破茂幹事長の地元を繋ぐ「新・新幹線」計画など、公共事業へカネをばらまくことを考えていると書いている。

   その一連の特集の中で、ジャーナリスト長谷川幸洋氏と対談している古賀茂明元経産官僚はこう批判している。<「今度の選挙は自民党の原点回帰で、業界団体にフル活動してもらっている。農協であり医師会であり電事連であり、候補者の事務所を見れば一目瞭然じゃないですか、為書き(支援者・団体の名が入った応援ポスター)がたくさんあって。そういう選挙やって、受かった人たちが手のひらを返して『農協改革だ、あたなたちを改革します』なんていえますか?)>

   残念だが参議院選挙で自民党が大勝するのは間違いないようである。これは自民党が強いのではなく、野党が四分五裂した結果だから、自民党はそこを忘れてはならないはずだが、安倍首相は、失礼だが、勘違いしやすい人と見えるから、参院選後に諸々の『不祥事』が必ず出てくるはずだ。

   まずは8月15日の靖国参拝は強行するはずだ。なにしろ強い日本を取り戻すというのだから、中国や韓国何するものぞだ。尖閣に自衛隊を常駐させるようなことはないだろうが、領海侵犯する中国船へは今まで以上に厳しく対処するだろう。これが一番大きな火種になる。

   次にアベノミクスの賞味期限切れである。日銀をいいなりにして、何とか参議院選までは株を持ちこたえ、円安も維持したが、もう息切れして物価はどんどん上がっていく。来年の消費税増税はやり通す腹づもりだろうが、そう発言したとたん景気は急降下を始める。国民の少数しか支持していない政党が長続きするはずはない。それを楽しみに待とうではないか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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