民主党の菅直人元首相は、メールマガジンの内容が事実と異なるとして名誉棄損で提訴した安倍晋三首相から何も反応がないことについて、「安倍総理はまともに答えられないので黙っているのだと思う」と7月17日(2013年)のブログに書いた。「安倍さんの今までの行動パターンだと、反論できるものにはすぐ反論してきた」という。7月18日現在、安倍首相はフェイスブックで参院選候補の応援に行ったなどと書き込みはするものの、提訴についてコメントしていない。
安倍首相のメルマガの記事が虚偽であることは明白として、「裁判の結果を待つまでもなく、直ちに誤りを認め、参院選期間内に記事の訂正と謝罪を行うことを再度強く求めます。それが国民に誤った情報を流し続け、選挙に多大な悪影響を及ぼしてきたことへのせめてもの償いだからです」という。
菅氏は安倍首相が2011年5月20日のメルマガで、福島第1原発事故について「海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです」と書いたことを事実ではないとして、記事の削除と謝罪、慰謝料1100万円の支払いを求めている。