広島・呉市の山中で女性の遺体が見つかった事件で、広島県警はきのう17日(2013年7月)夜、自首して死体遺棄容疑で逮捕している16歳の少女の仲間6 人を逮捕した。21歳の男、いずれも16歳の少年2人と少女3人だ。
自供によると、6月29日未明、21歳の男が運転する車で山に向かい、車中で16歳の少女に暴行、首を絞めるなどして殺害し、遺体を山中に捨てたという。自首した少女はこれまで1人でやったといっていたが、車もない少女が夜中に人里離れた山中まで行くのは無理があり、警察は少女のスマホの経歴などから6人を割り出して追及していた。
自首の16歳少女LINEメッセージ―仲間かばっても被害少女に言及なし
昨夜は逮捕の発表と同時に、6人の身柄は呉警察署から別の場所へ次々と移送したが、リポーターの岸本哲也はそのつどカメラの前を走ったりして大騒ぎを演じた。ごくろうさまだが、こんなことをするからテレビは信用されない。肝心なのは、カメラの前で踊ることではなくて、警察官から取材することなのだ が、警察はいまもっぱら発表を小出しにするだけ。今回も変わらないようだ。
「とくダネ!」は自首した少女がスマホで送ったメッセージの画面を見つけ出していた。LINEだから同じ画面が何人ものスマホに残っているからだ。少女は事件が起こった前後は何事もなかったような書き込みを繰り返していたが、自首する前の11日から口調が変わり、12日に自首したあとも、14日に逮捕されるまでの間、友人にメールしていた。
「支えてくれとった皆にちゃんとゆっとかんといけんことがある」「うち、捕まるの嫌で逃げようとした。でも捕まって凄い動揺しとる」「今ちゃんと事情聴取もしよる。皆裏切ってごめんね」
これでは仲間が割れないはずがない。1人でやったといっていたのは、仲間をかばうためだったことも明白だ。書かれているのは自分の都合ばかり。死んだ少女への言葉は全くない。