「じぇじぇ」が火をつけた方言ブーム!「あんじゃねえ」「さすけねえ」「うるかす」って…

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   この「あさイチ」の前の番組・連続ドラマ「あまちゃん」に登場した「じぇじぇ」が全国区に人気となって、各地で「方言自慢」がブームになっているらしい。「あまちゃんのモデルの岩手県久慈市では、驚いた時に使う言葉は『じぇじぇ』ではないんです。久慈市内では『じゃ』ですし、100キロ南の山田町では『ざ』、大槌町では『だだ』、吉里吉里地区では『ばぁらぁ』、もう少し南の大船渡では『ばばば』です。ルーツは京都で室町時代の文献に残っています。震災で消えかけている方言が、実は被災された人に勇気と笑いを与えているんです」(寺門亞衣子アナ)

東日本大震災の仮設住宅で人気の「方言版ラジオ体操」

   宮城県閖上地区の仮設住宅では方言版のラジオ体操が人気を呼んでいる。「いず、ぬー、さん、すー、腕ば(腕を)めえがら(前から)上さ(上に)あげて(上げて)、おっぎぐ(大きく)せのびっこ(背伸び)すっべし」

   掛け声で体操していたお婆ちゃんが笑って答える。「いいべっちゃ。最高っちゃね、閖上弁の体操は。ハイカラな言葉で言ったてわがんねもん」

   大槌町吉里吉里地区の高齢者女子会は方言のオンパレードだ。「ばぁらぁ(あれまあ)、はっぱり溢してよう(たくさん溢しっちゃって)」「年さいげば(年をとれば)、こうなんのす(こうなるの)」「さんさま(アンタは)80んだら後先だと思ったけや(80歳前後だと思っていたのに)」

   寺門「この地区には『頭マギマギ』や『お腹ニヤニヤ』と言う言い方があります。頭がくらくらする、お腹がすっきりしないというニュアンスです」

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