16歳の少女は「(被害者である)同級生と2人で車で山に行った」と供述していた。しかし、少女は運転免許もなければ運転の経験もない。タクシーを使った形跡もない。警察が追及したところ、少女は「知り合いの男女3人が乗っている車で呉市の中心街から山に向かった」と話し始めた。広島県呉市で起きた死体遺棄事件は、集団暴行殺人の様相を見せてきた。
今月12日にブログで「ケジメつけたる」
阿部祐二リポーターはこう報告する。「犯行を供述している少女はブログで、被害者である元同級生のことを何度か大好きと書き込んでいました。しかし、今月12日(2013年7月)にはケジメをつけると書き込みをしています。警察は男女5人で乗った車の中で集団暴行の末に殺害し、遺体を山中に遺棄したとみています」
加害少女について、近所の住人は「一見、普通の女の子に見えたけど、ときどきチャラチャラした格好で外出していましたね。母親はそんな娘をあまり気にしてはいなかったようです」と話す。元クラスメートは「素行があまりよくなかった。何か気に入らないことがあると教室の窓ガラスを割ったり、壁を蹴飛ばしていました。ワルのリーダー格みたいな存在で、不良と付き合っているという噂もあった」という。
男女3人が同乗…殺害を手助け
司会の加藤浩次「車に同乗していた残りの3人の素性や少女との関係は判明しているのですか」
阿部「3人は男2人に女性が1人のようです。それ以上のことは、警察は明らかにしていません」と説明。2か月前ぐらいに、この少女の自宅から激しい怒鳴り声が聞こえたそうです」
キャスターのテリー伊藤「自分がいるところの半径5メートル以内に入られると、突然キレる子供がいる。自分の感情や行動を抑制できない。この少女も同様なタイプではなかったのかな」
コメンテーターの宮崎哲弥(評論家)は「いまわかっている限りでは、犯行の動機は粗暴で無謀。これまでの少年事件と明らかに同じ」と話す。動機もよくわからないが、一緒になって暴行・殺害した少年少女の気持ちも理解を越える。