「コンクリ詰め殺人」中年女性3人の奇妙な関係…猫のフン食べさせられた被害者

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   主犯格である岩本孝子容疑者(63)はテレビカメラの前で最後までシラを切り通した。奈良県十津川村山中の道路路肩にコンクリート詰めにされた堺市在住の北川睦子さん(69)の遺体が発見され、奈良県警は先月(2013年6月)、首謀者として岩本、池田和恵(57)のほか、男3人を死体遺棄と殺人の容疑で逮捕した。そこには「仲間を操る恐怖支配」があった。

パチンコ仲間で親しかった関係が一転

   近所の住民は「助けて」という北川さんの叫び声を何度か耳にし、「フライパンで殴られたり、ネコのフンを無理矢理食べさせられた」と北川さんが話すのを聞いていた。阿部祐二リポーターによると、「岩本と池田、北川さんの3人が知り合うきっけになったのは、たまたま同じ食堂で隣り合わせになったことのようです。それ以来、3人はパチンコ仲間として親しくしていましたが、おととし秋頃(2011年)から関係が一転しました」という。

   北川さんには2か月に1度、なくなったご主人の分も含めて約30万円の年金が振り込まれていたが、通帳やキャッシュカードはすべて岩本たちに取り上げられていた。

   「スッキリ!!」は逮捕される直前に岩本を取材していた。北川さんへの暴行については「1度だけ頭をどついたことはある。そんなに強くどついてはいない」と否定していた。北川さんの通帳やキャッシュカードを持っていることについても、「借金取りが来るから預かってくれと頼まれた。自分は1銭も手を付けていない」とシラを切った。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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