猛暑列島――。きのう10日(2013年7月)も109地点で猛暑日となり、山梨・勝沼では2日連続の39度以上、東京の4日連続猛暑日は7月上旬としては観測史上初めてだそうだ。全国で990人が熱中症で病院に救急搬送された。しかし、暑さ以上に注意が必要なのが紫外線だという。んなもの、昔からあるのに?
翼状片や黄斑変性症…もっとも強い5~8月
紫外線対策として、日傘や帽子、手袋までして入念だけど、肝心なことがもうひとつあるという。目だ。紫外線を浴びすぎると、翼状片や黄斑変性症を起こす危険があると眼科医はいう。
プロゴルファーの松山英樹選手(21)も海外遠征で目をやられ、視力が落ちたという。日本では紫外線は5月から8月がもっとも強い。銀座の真ん中で計ると、3050マイクロワット/平方センチで、長時間浴び続けると失明のおそれがある、と医者はいつもオーバーだ。
しかし、聞き捨てならぬ研究結果が出たという。マウスの耳の皮膚の日焼けの度合いが、耳に紫外線を当てたのと目だけに当てたのとが同じ結果だった。つまり、目から日焼けする可能性があるとわかったのだという。脳を介してメラニン色素ができるらしい。
ところが、サングラスをしている人は少ない。おでこの上に跳ね上げる「市川海老蔵スタイル」がファッションだ。やはり目にかけないと(当たり前)いけないのだという。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト