コックピットに煙充満
事故現場で取材に当たっている加藤高太郎記者は、「私の1キロ後方に事故機が見えます。水平尾翼も垂直尾翼もなくなっており、滑走路手前の護岸周辺に残骸が散乱しています。また、主翼のエンジンも車輪も脱落しています」と伝える。
司会の加藤浩次「ということは、護岸に激突して滑走路に入ったということですか」
記者「目撃者や空港関係者によると、異常に低い高度で着陸態勢に入ったようです。コックピットでは失速警報が鳴っていたそうです」
キャスターのテリー伊藤「タッチ&ゴーで着陸態勢のやり直しを試みようとしなかったのかな」
記者「パイロットは再び加速しようと試みたそうですが、間に合わなかったようです」
阿部祐二リポーターは「着陸の時点で、滑走路のセンターラインから横に10数メートルずれていたようです。天井裏で起きた火災の煙が客室よりも先にコックピットに流れ込み、パイロットはゴーグルと酸素マスクを装着し、このために管制官からの呼びかけに反応できなかったと見られています」と報じた。
1994年の名古屋空港の中華航空墜落事故と似ているように見えるが…。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト