今やすっかり有名になった元CIA職員のエドワード・スノーデン氏(30)の写真とならんで、美人の写真が登場した。「あの美人すぎるスパイ」とある。司会の小倉智昭が「この人、覚えてます? 彼女がスノーデン容疑者に求婚したというのです。どうなってんの?」と苦笑いしている。
「もちろんOKだよ。君のマトリョーシカ人形の中身教えて」
女性はアンナ・チャップマン(31)で、アメリカで会社社長をしながら核開発の情報を収集していたロシアのスパイで、米国内で逮捕されスパイ交換でモスクワに戻った。なにしろ、「美しすぎる」と世界中の話題になって、帰国後はテレビ司会者を務めた。そのアンナがツイッターで「スノーデン、私と結婚してくれませんか」といったというのだ。
小倉「これは本当に彼女が書いたらしい」
ところが、スノーデンは「もちろんだよ、ベイビー。だけど教えてほしい。君のマトリョーシカ人形をすべて開けたら、中には何があるんだい」
なかなかシャレた答えで、菊川怜キャスターがパンダの絵がついたマトリョーシカを持ってきて、次々に開けながら「あなたの本心はなんなんですか。 あるいは、結局、空っぽという意味なのでしょうかね」と話す。
小倉「イギリスのガーディアン紙によると、この返事がどうも偽物らしい。アンナさんは本物らしいんだけどね」
どうやら追跡番組の番宣
スノーデンはアメリカ政府の盗聴活動などを暴露したため訴追をうけ、香港からモスクワに入ったが、空港内のトランジット・エリアに留まったままで、亡命の受け入れ先を探している。アンナはテレビで「スノーデン追跡番組」を制作中で、ツイッターはその宣伝なのではないかというお話である。
小倉「なかなか美人ですからね、受け入れてもいいんじゃないか」
マトリョーシカ人形の切り返しはなかなかのキレで、野暮なアメリカの諜報機関員には無理。ブラックユーモアで音に聞こえたモスクワっ子の冴えだろう。