アシアナ機事故「機長が進入角度ミス」修正間に合わず岸壁に衝突

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   米サンフランシスコ空港で日本時間7日未明(2013年7月)に起きた韓国・アシアナ航空の事故は、着地失敗の可能性が濃厚になってきた。

   会見したアシアナ航空のユン・コンドゥ社長によると、機体やエンジンに異常はなく、着陸時の案内放送も通常通り行なわれていたという。ボーイング777型機は日本でも航空各社が主力機として導入しており、過去に死亡事故を起こしたことは一度もない安全な機種と見られている。

通常の30~50メートルも低かった目視着陸

   日本航空の元パイロット・小林宏之氏は、滑走路手前の岸壁にかなりの衝撃で尾翼部分がぶつかったと見ている。滑走路への進入は通常は電波で誘導されるが、きのうは定期点検中か何かで誘導電波は出ていなかった。その場合、パイロットは目視で着陸するが、普通は岸壁の上を30~50メートルほどの高さで進入する。

   考えられる事故原因としては、気象条件の悪化、機械の不具合、パイロットの操縦ミスの3つある。きのうは天気は晴れ、風速も3~4メートル、機械の故障もなし。管制官とパイロットのやり取りも事故直前までは正常だったという。消去法で残るのは、パイロットの着地ミスだ。小林氏は「進入角度を誤り、修正しようとしたが間に合わなかった可能性がある」という。

文   モンブラン
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