千葉県内のコンビニやスーパーのパンに針を混入したとして逮捕された水木智弥容疑者(28)は、防犯カメラの映像の解析で身元を割り出された。警察は水木の顔写真を警察官に配り、「見当たり捜査」で発見した。
防犯カメラのマスク外した映像
西村綾子リポーター「水木容疑者は6月28日(2013年)の午後7時頃、江戸川台のコンビニで犯行に及び、犯行後に東武野田駅から電車に乗る姿が駅の防犯カメラに記録されていましたが、この時はマスクを外していました」
水木は2010年に流山市のスーパーに就職し、勤務態度は真面目だったが、昨年夏頃から無断欠勤をするようになり退職していた。
司会の加藤浩次「何か水木容疑者が犯行に及んだという物的証拠があったの」
西村「日本の警察独特の見当たり捜査によるものでした」
見当たり捜査とは、容疑者の顔や外見を警察官が頭に叩き込み、繁華街や駅などに立って雑踏の中から見つけ出す捜査だ。元滋賀県警の坂本啓一氏は「カメラに直接の犯行が映ってなくても、腕や肩の動きで何をしたのかが分かります。画像から身体的特徴も掴むことができます」と説明する。
西村「この画像を元に千葉県警は捜査員を各駅に配置し、聞き込み捜査をしながら水木容疑者を発見、逮捕しました。水木容疑者は犯行を認めていますが、動機については良く覚えていないと何も語っていません」
コメンテーターの菊池幸夫(弁護士)は「警察はそのすべてを明かすわけではありません。何かまだ明らかにされていない情報がある可能性があります」という。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト