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皇室の英語上手「4つの秘訣」日本語も英和辞書も使わせてもらえなかった天皇

   週刊ポストは「なぜ皇室1人残らず英語が堪能なのか?」と、素朴な疑問を投げかけ、皇室の英語習得法に学べという特集を組んでいる。天皇・皇后の英語が堪能なのはよく知られているし、皇太子も今年3月、皇族としては初めて国連本部(ニューヨーク)で30分にわたって英語で講演している。

   天皇が米国の科学誌『サイエンス』に寄稿された論文や、皇太子はスペインで水問題について講演された内容の抜粋が、これまで大学生の英語教科書に収録され、英語を学ぶ学生の『お手本』とされているという。故・秩父宮妃勢津子さまは皇室ナンバーワンの英語の達人で、英国のサッチャー首相に「パーフェクト」といわしめたことがある。

   幼少期に外国に長期留学をしているわけではない皇族が、なぜこのように英語が堪能なのか。ポストによれば4つの柱があるという。1つは「幼少時にできるだけ英語に親しませる工夫」をしていることだ。米国の女性、エリザベス・グレイ・バイニング夫人が4年間、今上天皇の英語教師を務めたことは知られている。皇太子も表に英語、裏に日本語を書いた単語カードで、侍従らとカルタ遊びに興じ、英語に馴染んでいったという。

   2番目は「徹底した日本語の排除」。バイニング夫人は教えている間は日本語は一切使わせず、英和辞書もNGだった。3番目は「英語は目的ではなく、手段であると叩き込む」。小泉信三東宮参与は天皇が皇太子時代の教本に『ジョージ5世、その生涯と治世』(ハロルド・ニコルソン著)、『あなたと国際連合』(ルイス・フィッシャー著)といったものを選び、帝王学にも役立てていたそうである。皇太子が学習院時代に使っていた副読本はジョン・ガルブレイスの『不確実性の時代』だった。

   4番目は「英会話・英作文の徹底した実践」をしているそうだ。天皇が各国の王室と電話でやりとりすることはない。通常は宮内庁から外務省を通じて頻繁に手紙がやり取りされる。これが英作文の練習となり、絶対的な必要性があるから、細部にも注意を払うため、英文法が自然と向上するという。

   私が6年間教えてもらったプライベートの英語教師は英国人で、日本に来てから20年以上、奥さんは日本人だったが、まったくといっていいほど日本語が話せなかった。1時間英語のシャワーを浴び続けたが、まったく英会話は上達しなかった。これは「絶対的な必要性」がなかったためだな。反省してももう遅いがね。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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