ちょっといい話―大リーグドラフト会議で「車いす選手」指名!ダイヤモンドバックス粋だねえ
ここでちょっといい話。7月3日の『asahi.com』にこんな記事が載っていた。<【ニューヨーク=大西史恭】大リーグドラフト会議で車いすの大学生が指名されたことが、米国で話題になっている。アリゾナ州立大野球部のコリー・ハーンさん(21)。ダイヤモンドバックスのドラフト34巡目で名前が挙がり、「良い選手が多くいる中で指名してくれた。本当に(喜びを)言葉にできない。生涯感謝したい」と喜んだ。
ハーンさんはカリフォルニア州の高校出身。18歳以下米国代表に選出されるほどの優秀な外野手で、一部のメディアには「カリフォルニアのミスターベースボール」と呼ばれた。(中略) しかし大学進学後、大けがを負った。試合で二塁に頭から滑り込んだ際、相手選手と衝突して首を骨折。「起き上がることができなかった」。下半身不随となり、選手生命は絶たれた。
それでも、懸命にリハビリに取り組み、車いすでグラウンドに戻った。そして、学生コーチとしてチームをサポートし続けた。
そんな彼の野球への前向きな情熱をダイヤモンドバックスは高く評価した。ハーンさんが大学時代に着けていた背番号34にちなんで34巡目で指名し、球団職員としての活躍を期待している。デリク・ホール球団社長は「ハーンを獲得できたことをとても誇りに思っている。彼の話が出た時、考えるまでもなく、喜んで指名したいと思った」と語った>
週刊誌も批判記事ばかりでなく、こういういい話を見つけて載せて欲しいものだ。