千葉県内で相次いでいる食パンなどへの縫い針混入事件で、28歳の男が3日夜(2013年7月)に逮捕された。早期逮捕のきっかけとなったのは防犯カメラだった。
偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは住所不定、無職の永木智称容疑者で、流山市内のコンビニで販売されていた食パンに長さ約4センチ、太さ約1ミリの縫い針を差し込んだ疑い。警察がこのコンビニの防犯カメラを調べたところ、メガネに白いマスクをした挙動不審な男が浮上し、さらにコンビニ周辺の防犯カメラの映像を解析したところ、マスクを外した男の素顔が確認された。
8件すべて1人の犯行か、模倣犯はいないか…
警察は3日夜、防犯カメラの映像に酷似した男が柏市内にいるのを発見、任意同行を求めたところ犯行を認めた。流山市内では同様の縫い針混入事件が起きており、これらの事件についても犯行をほのめかす供述をしているという。ただ、千葉県内の8件の事件がすべて永木の犯行なのか、あるいは摸倣犯の犯行か、警察では捜査を進めている。
司会のみのもんた「卑劣ですよねえ」
ノンフィクション作家の小松成美「子どもやお年寄りが食べるかもしれない。殺人罪にもなりえますよ」
早大大学院教授の北川正恭は「これ、防犯カメラですよね。愉快犯とか摸倣犯とか、こんなのがどんどんでてきたら、やはり防犯カメラは必要だということになりますね」という。
防犯カメラも使い方よってはプライバシー侵害もあるかもしれないが、やはり命に関わる犯罪防止のほうが大事か。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト