今度は埼玉県坂戸市だった。きのう2日(2013年7月)午後4時半頃、公園で遊んでいた小学生男女2人が、男に刃物のようなものを押し付けられた。児童は 500メートル離れた千代田小学校へ戻って知らせた。児童にけがはなかったが、男はみつかっていない。
けさは父兄に付き添われて集団登校となった。田中良幸レポーターがその様子を伝えたが、白バイのパトロールまで出てなんともものものしい。
身長高く黒メガネにマスク男
坂戸市の千代田公園は住宅地の真ん中にあり、児童の遊び場というより、散策や憩いのための公園で、大きな木々に囲まれた芝生の広場と遊歩道があり、事件のあった時間帯は犬の散歩の人など人通りもあった。ただ、植え込みがあるので、見通しは必ずしも良くはない。
児童ははじめ3人で遊んでいたが、1人が帰った後、周囲に人が途絶えたところで男が近寄ってきて、無言のまま男児の腕にナイフのようなものを押し付けた。男は40歳くらい、縁なしメガネをかけ、黒っぽい上着だった。その直前、男は植え込みの影で、木切れのようなものを振り回していたという。
先週金曜日(6月28日)には、東京・練馬区内で小学生3人が男に刃物できりつけられてけがをする事件があった。こちらの男は捕まったが、坂戸市の方は犯人の見当はついていない。近辺では10日ほど前、中学生が刃物を持った男に脅され、ビニール傘で防いで逃げ帰った事件があった。男は身長が高く黒メガネにマスクだったという。
防犯の有効策は…住民で見つけて袋だたき
司会の小倉智昭「この手の事件が起ると、連鎖的に似たような事件が起こる。先日は練馬区でしたが、今度は埼玉の坂戸市でした。緑がいっぱいの素敵な公園で す」
デーブ・スペクタ(テレビプロデューサー)「街中なら防犯カメラがありますが、公園では見られないですからね」
小倉「防ぐ手だてって、何かありますかね。安全の策には限度があるし、こういうことをする大人に目を光らせないといけないということなんでしょう」
菊川怜キャスター「子どもを狙うなんて悪質。ひどい」
いちばんいいのは、「通り魔が住民に捕まって袋だたきにあった」というような記事だろう。子どもを襲うなんて、どうせ意気地のない男だから、自分が殴られるのが一番怖いはず。しかし、記事になるにはまず袋だたきにしないといけないか。やれやれ。