パンに縫い針の混入する事件が千葉県内で続いているがは、きのう2日(2013年7月)にはサラダからも見つかって8件になった。模倣犯の可能性もあり、別の食品への広がり、また川をひとつ越えて東京に広がることはないのか。何とも嫌な事件だ。
ポテトサラダ開けたら5センチの針
最初の混入は千葉市で、ロールパンを購入した客が冷凍保存したので気付くのがあとになった。日付を追うと、6月21日に千葉市でコロッケから、28日に流山市でどら焼きから、29日に食パンと調理パン、30日に印西市でジャムパン、きのうは流山市でカレーパン、船橋市でサラダと続いている。
ポテトサラダは買って帰った女性は、皿に移し替えるときに5センチの針を見つけた。発泡スチロールの器にラップがかけてあったが、発泡スチロールの上から刺してあったという。針はいずれも包装の上から刺しており、ビニールには小さな針の穴しかない。幸いけが人はいないが、一部をかじってしまった人もあって、きわめて危ない。流山市で聞いても、「怖いですよ」「見てから買うわけにいかない」「買いたくなくなる」と、まあ当然の反応だ。
防犯カメラに映像…パンの棚周辺をウロウロ
スーパーや菓子店の陳列だなの商品に刺している。とくに流山市では混入が見つかった2店の距離が近く、29日の2か所のコンビニでは、同一と見られる不審な人物がパンの棚のあたりをウロウロしている姿が防犯カメラに写っていた。20代くらいで、黒ぶちメガネだという。
笠井信輔キャスター「同一犯かどうかも判らない。模倣犯が続く可能性もあり、今は千葉県内だが、東京にいく可能性もありますよね」
大手のコンビニでは針を検出できる「検針器」を備えたところもあるというが、司会の小倉智昭は「店頭に並べてからやられている可能性が強いんでしょ」という。頼りは防犯カメラか。千葉県警は何を考えているのか。「黒ぶちメガネ」とまで発表しながら映像は見せていない。裁判のために公表しないといういいわけだろうが、捕まえるために全力を挙げるのが先だろう。そうして記憶が薄れた頃になって発表する。いつものパターンにならないといいが。