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欧米に遅れる日本の「生物模倣技術」

   先月20日(2013年6月)に開かれたある研究会の模様が紹介された。この研究会には昆虫学や動物学の研究者と工学系の技術者約200人が参加したが、その連携はまだ弱く連携の強化が呼びかけられた。日本でバイオミメティクスによる新材料などの研究に、国は約10億円の予算を付けているが、欧米に比べれば微々たる額だ。「ドイツでは年間に3000億円が研究のために投じられています。日本は官庁が縦割り組織であるため、横の連携が弱かった。それが欧米に遅れを取った原因です」(科学技術ジャーナリスト・赤池学氏)

   内多「今後、日本のテーマは何になるでしょうか」

   赤池「生物との共生を見直す必要があるでしょう。生物が持つ自然の力は省資源や省エネに繋がります。日本独自のバイオミメティクスのスタイルを確立すること。それが重要だと思います」

ナオジン

NHKクローズアップ現代(2013年7月1日放送「生物に学ぶイノベーション~生物模倣技術の挑戦~」)

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