ロシアに筒抜けになる国家保障局の情報システム
この極秘の諜報戦の一端を暴露したスノーデンとはどんな男なのか。2004年に米陸軍に入隊し、07年にCIAスイス支局でコンピューター網の安全管理を担当した。09年にCIAを退職して民間企業に就職したが、そこからNSAに派遣されていた。ハッカーの技術が買われ2000万円の年収があったという。
コメンテーターの潟永秀一郎(「サンデー毎日」編集長)「ロシアに亡命してブラックボックスのパソコンを渡したら、ロシアはアメリカに対し相当優位に立つでしょうね」
黒井「アメリカが一番恐れているにはそこで、機密情報よりはNSAのシステムの中身が漏れるのが困る。ロシアとしては最初からそれを欲しがっている。これで米軍の暗号なんかも全部組み替えざるを得なくなり、大変なダメージを受けると思いますよ」
ロシアのプーチンは「彼がここにいたいなら一つの条件がある。アメリカの仲間に損失を与えないことだ」と言い、反米活動をしない条件に亡命を認める可能性を示唆した。
文
モンブラン