落札確認してから盗難!ネットオクに自転車泥棒新手口―専門雑誌編集長も被害

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

保管場所もいらず、盗難届も出ていない出品

   それにしても、インターネットを使った犯行で足が付かないものなのか。ネットカフェを利用されれば犯人の特定は難しいのか。ネットオークションに詳しい弁護士によると、「よく考えてから大胆な行動を取っている。売った人(出品者)は盗品を処分したことになるので、刑法256条の『盗品譲り受』の罪になり、懲役10年以下および50万円以下の罰金になる」という。

   よく考えられているというのは、落札が決まってから盗んでいる点だ。先に盗むと保管場所に困るうえ、保管している間に摘発される可能性がある。売り先が決まってから盗めば保管場所はいらないし、盗難届も出ていないからオークションでバレにくい。

   コメンテーターの潟永秀一郎(「サンデー毎日」編集長)「これだったら、車でも何でもできますね。本人確認などサイト運営を厳格化するなどの対応できる部分もありそうですが…」

   ただ、この自転車泥棒は高い自転車や人気の車種を良く知っているようで、案外、容疑者は狭い範囲にいるのかもしれない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト