先月28日(2013年6月)、東京・練馬区の大泉第一小学校で起きた児童切りつけ事件で、現場で交通誘導していて子どもたちを守った廣戸勇さん(71歳)が襲撃の瞬間を語った。
阿部祐二レポーターが「子供たちをどうやって守ったのですか」と聞くと、廣戸さんは「旗を丸めて上段に構えました。横に振り払うとしても大した効果はない。それで上段に構えたのです」と話す。
阿部「事件の前に異変はあったんですか」
廣戸さん「車から降りた時か、顔付きが変わっていました。何か変だと見ていたら、車から降りたときは何も持っていませんでしたが、突然ナイフを取り出し襲いかかりました」
以前にも学校侵入や路上で奇声
森圭介アナが「学校は授業中は校門を閉め、防犯カメラも作動していました。父兄にも名札を渡し、この名札がなければ学校の敷地には入れないようになっていました。男は犯行後、車で逃走し、約1時間後に埼玉県三芳町で身柄を確保されました」と説明した。
司会の加藤浩次「この男は以前にも学校に侵入して来たことがあるのでしょう。自宅でも奇声を上げて、近所でも怖がられていた。何とかできなかったのかな」
コメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)は「私はずいぶん前からスクールポリスを配置しろと言っているんです。警察官でも警備員でも良い。そういう人間がいるだけで子供を狙う犯人には威圧になる」と語る。
友利新(医師)「子供たちはショックで傷ついています。心のケアが必要ですよね」
加藤「犯行が学校からの下校途中、自宅に帰る道の途中で起きたらどうしたらいいのか。これは深刻な問題ですよ」
しかし、こうした凶行は犯人が襲おうと強く思い、準備計画していたらなかなか防げるものでもないだろう。警備スタッフの隙をうかがい、襲撃のチャンスを虎視眈々と狙う。