防ぎようがない?「児童切りつけ犯」車から降りていきなり刃物!まったくの想定外

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   先週金曜日(2013年6月28日)、東京・練馬区で起った児童切りつけ事件で、子どもたちを救ったのは2人の大人だった。刃物男は精神障害で入院歴があった。こんなこと、防ぎようがあるのだろうか。

数年前にも傷害事件で措置入院

   午後1時40分ころだった。大泉第1小学校の校門前の交差点で、信号が変わって児童たちが渡り始めた時、男がいきなり子どもに切りつけた。男は交差点のそばに止めた車から降りてきたのだった。

   交差点で誘導員をしていた広戸勇さん(71)は男を見た時、「危ない感じがした」という。「ギャー」「痛いよ」という叫びを聞き、「この野郎、何やるんだ」と誘導に使っていた旗を使って男に立ち向かった。もう1人近所の49歳の男性も加わって、男を怒鳴った。男は車に乗って逃げた。

   児童2人が首、1人が右腕を切られていた。男は11キロ離れた場所で銃刀法違反と殺人未遂容疑で捕まったが、年齢は47歳で、数年前にも東京都内で傷害事件を起こし、精神障害で措置入院させられていた。調べには、意味不明な供述を繰り返しているという。

集団登下校、保護者同伴でもスキ

   この小学校では以前から不審者が目撃されており、運動会の練習がうるさいと構内に入ってきた男もいたが、今回と同じ男かはわからない。司会の小倉智昭は「広戸さんは男を見た時に『危ないな』と感じたというが、きのう連行されるときの顔を見ても、責任能力が問えるかなと思いましたよね」

   岸本哲也レポーター「その点について、警察も慎重に調べを進めています。やはり、大人が子どもたちの周辺にいることが重要だなと感じましたね」

   小倉「でも、刃物を振り回していたら、なかなか近寄れない」

   下校時に児童が襲われる事件は2004年に奈良、05年に広島、栃木で起っている。各学校は集団登下校や保護者の同伴、巡回などで防止にあたっているが、決め手となるものはない。

   地震対策では被害想定をしてイメージを組み立てるという方法があるが、こういう通り魔的なことでも、どうするかをイメージできるかもしれない。それくらいしかできないとは、もどかしい限りだが…。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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